19番目の日記

情報系よわよわ高専生がやったことや思ったことをつらつらと.

enPiTスプリングスクールに参加してきた

 SIGMAです.2月25日〜27日に名古屋の南山大学で行われたenPiTスプリングスクールに参加してきました.

きっかけ

 高知のK-SECとほとんど同じです.はい.交通費支給で名古屋行って勉強できるとか得しかないです.

enPiTとは

 実のところ僕もよくわからないと言うのが本音なのですが,課題解決型学習(PBL)など実践的な教育を全国に広めようっていう事業っぽいですね.

  • ビッグデータ,AI分野
  • セキュリティ分野
  • 組込システム分野
  • ビジネスシステムデザイン分野

の4つがあり,今回のスプリングスクールは組込システム分野にあたります. ちなみに情報系3年の実験でArduinoを使ってキッチンタイマーを作ったのですがそれもenPiTの取組のようですね.まぁArduinoにenPiTシールド載ってたしね

1日目(25日)

 テクニカルライティング演習という技術文書の読み書きに関する演習をやっていたらしいのですが北海道→名古屋の移動のため不参加です.ホントはこっちが一番気になってたんですけどね

2日目(26日)

 この日からの参加です.パーソナルAVCテクノロジーの方による講義と演習が行われました.講義ではUARTというシリアル通信について教わり,演習では仕様定義〜実戦までの設計プロセスの実践ということで,前半はペアで2台のArduinoを使ってモグラ叩きゲームの作成,後半はグループでそのモグラ叩きゲームの機能を拡張したり,別のゲームを作成したりなど,割と自由な開発でした.この開発の成果を3日目に成果発表会という形で発表します.
  前半のペア演習では

  • 仕様定義の手順の説明
  • 通信と7セグLEDの点灯の機能の実装
  • 一定時間毎にランダムな位置の7セグの点灯の実装
  • シリアル通信を使って他のAruduinoへのメッセージの送信の実装
  • 状態遷移図と状態遷移表の説明

がありました.2台のArduino間の通信の方法などは普通に知らなかったので面白かったです.ただ個人的な不満というか愚痴が少々ありまして,7セグの点灯をこの演習のために用意されていたクラスを用いて行っていたのですが,そのクラスがすごく扱いづらかったと言うのが一つ.普通にwireのwriteとかでよくねってなりました.また,状態遷移図から状態遷移表を作成する問題があったのですが,図ではイベントが7個あるのに,表ではイベントを書く枠が6個しかないんですよね.解答でもイベントが一つ足りないままの表が解答として出されました.とか思っちゃいましたが二つ目はともかく,一つ目の方はただ7セグで数字を表示するだけならそのクラス使った方が普通は楽なのかなーと思ったり(僕がマイノリティ説ですね)

後半のグループ演習では,あらかじめ振り分けられた班ごとにリーダを決め,何を作るかアイデアを出し,設計から開発まで行います.
僕のいた班ではHit&Blowゲームを作ることになりました.簡単に言えば数字当てゲームです.Arduino3台をそれぞれ,正解の数字を設定する機種,推測した数字を入力する機種,HitとBlowの数を表示する機種と役割を決めて,通信させようとしました.結構仕様もガッチリ考えて,役割分担してコードを書いたのですが,この日のうちには終わらず...ホテルにArduino持ち帰って担当部分書いてました.f:id:sigma1425:20200226233529j:plain

3日目(27日)

 この日は成果発表です.といっても成果発表の前になんとかプログラムは書けたのですが思うように動かず,結局未完成のまま成果発表を迎えることに. 最初はenPiT1(大学院生向け)の方の発表があり,自動車の遠隔運転など,3名の方の取組をスライドとパネルで聞くことができました.次にenPiT2(学部生向け)の方の発表がありました.一緒に行った同じクラスの人が3年前期にやった実験の内容の発表をしていて,それで初めてあれもenPiTの取組だったんだなーって知りました←

 いよいよ成果発表です.他の班の発表を見ると,モグラ叩きの拡張をしてる班もいましたが,新しくゲームを作ってるところが多いかなーって印象でした.ちなみに僕の班は完成しなかったので頑張ったと言うことだけは発表しました()結構仕様はしっかり書いてたのでその説明が主でしたね.

まとめなど

 かなりテキトーな文章で申し訳ありませんがこんな感じのことを名古屋でやってきました.グループ演習でやったことは学校の授業でも二回ほど同じことはやってるのですが,クラスの人ではなく会ったばかりの人とコミュニケーションを取りながら役割分担して開発などするのはまた違った感覚で面白かったですね.また,enPiT1の方の発表を聞いて思ったんですが,やっぱり組み込みの分野ではROSを使ってるのが多いですね.そのうちROSについても勉強してみたいものです.今回はここまでにしておきます.読んでくれた方ありがとうございます.